最新ヴィトンはシリアルナンバーが無い？ICチップってどこにあるの？解説します！※追記あり

• シリアルナンバーが無いけどちゃんと本物？
• ICチップはどこにあるの？確認方法は？
• RFIDからわかる情報って？
• いつから始まった制度？

かんてい局亀有店について

RFID（ICチップ）ってなに？

ルイヴィトンのアイテムをよく購入する方や、ブランド事情に詳しい方はすでにご存じだと思いますが、2021年に入ってから「シリアルナンバーの無いルイヴィトンのアイテム」が徐々に増えているんです。

そういったアイテム、実はシリアルナンバーの代わりにRFID(ICチップ)が内蔵されています！

 

ちなみにRFIDとは「Radio Frequency IDentification」の略。

ID情報を埋め込んだタグ（ICチップ）から、電波を用いて無線通信によって情報を送るという最先端の技術です。

ユニクロやGUのセルフレジにも導入されているシステムですね！タグを読み取って瞬間的に会計をするシステム、皆さん驚いたのではないでしょうか？

https://youtu.be/p6lFcacdC4k

今までのルイヴィトンでは製造国や製造時期をシリアルナンバーを用いて表していましたが、今後はそういった情報がRFIDに記録されることになります。

 

ただし、RFIDについてルイヴィトンから正式な情報は発表はされていません。

そのため

・いつ頃から始まったのか

・現状どの商品にICチップが内蔵されているのか

といった情報ははっきりとはわかりません。

とはいえ確実に「RFID内蔵の商品」は増えています。

 

Googleでも多くの人が疑問を検索しているようです⇩

今後はおそらくすべての商品がRFID内蔵になると予測されるため、RFIDについて知っておいて損はないでしょう！

知っておきたい疑問をすべて解消します☆

RFID（ICチップ）導入はいつから？

まず気になるのはRFIDの導入がいつからなのか、ということです。

これについては前述したとおり公式発表が無いため、正式な時期は不明となります。

ただ2021年からそういったアイテムを見かけるようになったとは噂されています。

おそらく2020年の年末から2021年の年始頃に流通が始まっているのではないでしょうか？

 

一部では「シリアルナンバーとRFID（ICチップ）の両方がある製品」も存在するようですので、もしかするとさらに前から試験的に導入されていた可能性もあります。

 

ちなみにこれまでのルイヴィトンのシリアルナンバーは製造年や作られた週が分かる仕様になっています。

例えば、もしも2021年の1月第一週からRFIDが導入されていた場合「0212」のシリアルナンバーは存在しないことになります。

しかし現実には「一部の商品にRFIDを導入し、徐々にRFID内蔵のアイテムを増やす」という形でスタートしています。

「RFIDに完全に移行したのはいつなのか」はシリアルナンバーからわかるかもしれませんが、「いつからRFID導入が始まったのか」を導き出すことはできないかもしれませんね。

シリアルが無くても本物です

ルイヴィトンのシリアルナンバーといえば、真贋を判定する上でチェックしたいポイントの一つです。

そのシリアルナンバーが見つからないとなると「偽物なんじゃ？！」と不安になる方もいるかもしれません。

ですがご安心ください！

製造が新しいアイテムであれば、おそらくそれは「RFID内蔵」のアイテムです。

当店でもRFID内蔵のアイテムはすでに何点も見てきましたが、シリアルナンバーが無い以外には特に怪しい部分も無く、しっかりとした製品ばかりでした。

 

シリアルナンバーが見つからないときは

・RFID内蔵のアイテム

・単にシリアルを見逃している

・稀なエラー品で刻印が忘れられている

・製造が古いアイテムでシリアルが消えている

といった可能性があります。

まずは落ち着いて探してみましょう☆

シリアルナンバーが無くても、その他の要素がしっかりとしていれば99％は本物ですよ♪

 

とはいえお店としてもシリアルナンバーは真贋判断要素の一つでした。少し査定の難易度が上がってしまいましたね(;'∀')

※「オークションサイトやフリマアプリで買ったのですが、シリアルが無いので、もしかしたら偽物なのでしょうか？」

という問い合わせが増えてきております。

その際に、最近のヴィトンはシリアルの刻印がなくなってICチップになったことを説明しております。

年代が古い商品の場合は、のシリアルは分かりづらいところに刻印されている為、探すのが難しい場合が御座います。

また稀にシリアルが薄くなって消えかけている事もあります。

コピー品をつかまされないために、最低限出来る注意点としては

あまりにも値段が安すぎる場合や、出品者の評価が0や悪い評価がついている方からの購入は、控えた方がいいと思います。（2023年12月16日追記）

RFIDのメリット

RFIDを利用する大きなメリットは「コピー品対策」です。

偽物・コピー品を作るときに見た目だけ偽造するのは比較的簡単ですが、ICチップまで真似をすると多大なコストがかかります。

「安く作って高く売る」ことが目的のコピー品でそこまで真似をする業者はなかなかいないのではないでしょうか。

今後どうなっていくかはわかりませんが、現状はコピー品対策として有効な手立てとなっているようです。

 

さらにルイヴィトンのRFIDは製品自体にICチップが埋め込まれているため、ラベルやタグに使用されるRFID以上に信頼性が高いものです。

コスト面に課題があることから現在RFIDを導入しているブランドはまだまだ少ないですが、コピー品を防ぎたいハイブランドはどんどん導入していくかもしれませんね！

読み取り方/確認方法

そんなRFIDですが、実はスマホがあれば誰でも読み取りが可能です。

「ちゃんとRFIDのICチップが入っているか確認したい！」という方はこちらの「NFC Tools」というアプリをダウンロードしましょう！（機種によっては対応外）

アプリを起動したら「読む」のボタンをタップ。

すると「スキャンの準備ができました」という表示が出てきます。

この状態で製品にスマホをかざしてICチップがありそうな場所を探ると・・・・

読み取りに成功しました！

なかなか読み取れないこともあるかもしれませんが、製品をまんべんなく探ってみてください。

スマホはかなりピタッとくっつけた方がいいです。

また、バッグ類は内側からスキャンした方が見つかりやすい場合があります。

RFIDからわかる情報

アプリではこのように情報が表示されます。（念のためシリアルを一部伏せています）

おそらく、かつてのシリアルナンバーのように製造時期などの情報が入っているのですが現状くわしいことは不明です。

メーカー専用の特殊な読み取り機でなければ詳細は分からないようになっています。

情報の書き換えなども行えないように設定されており、万全のセキュリティーとなっているようです。

今はまだ「RFIDが内蔵されているかどうか」を確認することしかできませんが、今後の情報や公式発表があれば、RFIDからわかることも増えるかもしれません。

RFIDタグ（ICチップ）の場所はどこ？

やはり「RFID（ICチップ）はどこにあるのか」というのも気になります。

 

チップ自体は見える場所にあるわけではありません。

製品の生地内部に埋め込まれているようです。

こちらのジッピーウォレットの場合は赤丸のあたりにチップが入っていると思われます。

この部分を内側から見てみると・・・

シワのようなものがあるのがわかるでしょうか？

このジッピーウォレットは新品なので、使用による劣化ではありません。おそらく埋め込まれたICチップの形が浮き出ているのだと思います。

あくまで憶測なので正確な場所については不明ですが、おそらくどのアイテムでも製品の端の方にチップがあります。

当店でこれまで拝見したRFID内蔵の製品は財布・キーケース・バッグですが、どれも端の方でRFIDの反応がありました。

 

今後RFID内蔵の製品が増えることで「この製品はここにタグが埋め込まれている！」というはっきりした情報が増えてくると思われます。

まとめ

今回はルイヴィトンのあたらしいシリアルシステム「RFID」について解説しました。

RFID内蔵の製品にはこれまでのようなシリアル刻印が無い場合があります。そういった製品も、もちろん買取可能です！

ただしRFIDが導入されたことで偽造に強くなる半面、これまでのようにシリアルから手軽に製造時期を調べることができなくなってしまいます。

製造時期や購入時期は買取額にも影響する要素です。

ルイヴィトン正規店にRFIDタグについて確認した

ブティックでRFIDタグについて質問してみたところ、ICチップの位置や有無について詳細を教えてもらえないと言われました。ただし、今期の製品からはICチップのタグが使用されるようになり、スマートフォンアプリでRFIDを読み取ることはお勧めされていないため、読み取りができないこともあると教えてもらいました。

また、自分の持っているルイヴィトンの製品について尋ねる場合、ブティックでの購入証明書やレシートがないとほとんど情報を提供してもらえないことがあるので、その点に気を付けてください。

 

購入時期のわかるレシートなどがある場合は一緒に持ち込むことがおすすめです☆

 

 

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