2023年！金価格が最高値を更新で「金相場の現状」「売却の際の注意点」「売却したとときの税金と節税対策」について解説

2023年11月25日

2023年8月29日、金（ゴールド）の国内小売価格（税込み）が1グラム1万円の最高値を更新しました。
中国経済の先行きへの懸念などから安全資産とされる金が買われている事や、円安・ドル高が進行し、円建ての国内金価格が上昇。近年、米（アメリカ）NY市場で取引される金の先物価格は上昇してきました。
半導体分野での米中対立や、主要国での財政出動、ロシア×ウクライナなどの地政学リスクの高まりなど複合的な要素によって世界的にインフレが進行。ここでは「金相場の現状」「売却の際の注意点」「売却したとときの税金と節税対策」について解説します。

◎目次◎

・金相場が上昇している理由

　・買取できるブランドやメーカーが限定される⁈

・売却時の注意点

　・押し買い業者に注意

・売却したときの税金

・節税対策　「分割」「精錬分割加工」サービス

　・お取引き時に必要な書類

かんてい局亀有店について

東京都葛飾区亀有3-22-6
営業時間：10:00~20:00
定休日　：年中無休
 TEL:03-6240-7118

JR亀有駅南口 から出て徒歩1分！

UFJ銀行とマクドナルドの間にあるゆうろーど商店街を真っ直ぐ歩いてすぐ右側！

金相場が上昇している理由

1.インフレ・・・「インフレ」とは「インフレーション」を略した言葉で、商品の値段（物価）が上昇傾向になることを指します。インフレでは、ある商品を購入するためにより多くのお金が必要となるため、「商品の価値」が上がり「お金の価値」が下がる状態。

インフレとはどんな現象なのか？

＊引用元：man@bow（まなぼう）

インフレが進むということは、通貨の購買力＝価値は下落する。それに対して、金の価値そのものはほぼ一定で安定している。
2020年8月に初めて2000ドルを超えました。次に2000ドルを超えたのは2023年3月、現在（2023年11月22）は2001.6ドルでは何故ここまで相場が上昇しているかというと、金を取引するために用いられる通貨の下落率が大きいほど、その通貨を基準にして評価した金の価値は押し上げられる。
202年8月の東京為替は1ドル105円、現在は1ドル148円で実に43円も円安なのです。

円安の主な原因

1.金融中央政策の違い: ある国の銀行が暖かい金融政策を採用し、低決済を維持する場合、その通貨の価値が低下しやすくなります。他の国の中央銀行がより緊密な金融政策をとる場合、その通貨は強くなりやすいです。

2.経済の余裕: ある国が経済的に成長する場合、それに伴ってその通貨の必要性が低下する、価値が上昇することがあります。その場合、通貨の価値が下がりやすくなります。

3.貿易収支の影響: 貿易収支が不均衡な場合、例えば輸出が輸入を上回る場合、外国からの需要が心配、その結果として通貨の価値が上昇しやすくなります。の価値が下がりやすくなります。

4.政治的な懸念: 政治的な不安定さや争議、国際的な緊張などがある場合、外国為替市場では通貨の価値が影響を受けることは起こります。

5.市場心理と投機: 外国為替市場では、投資家やトレーダーの予想や予測が通貨の価値に影響を与える可能性があります。

買取できるブランドやメーカーが限定される⁈

大手地金業者では海外インゴットの　（PAMP、パースミント、ヴァルカンビ、アルゴーヘレウス、メタラー、ヘラウス）ブランドの1KGバーの買取を停止。買取店でも100ｇ以上は買取していないなど量やブランドなどにより店舗により違いがあります。当店ではブランドや量に関係なくお買取り可能です。

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金の公式国際ブランド

金地金を購入・売却する際、日本で唯一の公設貴金属市場である『東京商品取引所』が定めた受け渡し供用品指定ブランド。

すべて純度99.99％以上の品位と定められています。

1-公式国際ブランド

2-グッドデリバリーバー（Good Delivery Bars）

グッドデリバリーバー（Good Delivery Bars）とは、世界の金地金の基準となるLBMA（ロンドン地金市場協会 London Bullion Market Association）の厳しい

基準をクリアした認定ブランドのことです。またプラチナ・パラジウムでは、LPPM（ロンドンプラチナ＆パラジウム市場 London Platinum and Palladium Market）の厳しい基準にクリアした認定ブランドになります。

日本国内では、TOCOM（東京工業品取引所 Tokyo Commodity Exchange）の厳しい基準にクリアした認定ブランドなります。

売却時の注意点

ポイント①「購入証明書」「領収書」などの書類の確認

まずは書類の確認。これが有るか無いかで買取出来る出来ない店舗もありますし何より税金に大きく関わってきます。

当店では無くても問題なくお買取りが可能ですし、税金面でもご相談にのれるのでお気軽にご相談下さい。

ポイント②現物の確認（＊真贋）主な確認方法

②-A　見た目での確認

②-B　磁石での確認

金やプラチナ・シルバーなどの貴金属は磁石に反応しません。

これを利用して磁石に反応する金属は貴金属ではないと断言することが出来るのです。

ただ注意点として、貴金属でなくとも銅やアルミなど磁石に反応しない物質もありますので、磁石にくっつかないので即貴金属と判断しない様にした方がいいですね。

②-C　重量計での確認

日本では貴金属地金相場の重量の単位をグラム・キログラムで表示していますが国際的なドル建て相場の世界では通常トロイオンス(31.1035g)を一単位として価格表示されています。

②-D　試金石での確認

試金石は、江戸時代から用いられている金の鑑定法です。

試金石に使われるのは「那智黒石」という黒く硬い石と呼ばれる黒い石の板の上に、検査品の表面を擦りとり、条痕（＝擦り取った跡）の色味や擦りとる際の感触などから判定します。

粗悪なメッキ品の場合は、擦りとった時点で内部の異素材が露出して、ひと目で偽物とわかるケースもあります。

『試金石って知ってる？おもしろ実験　』

純度が14度以上であれば、ほぼ間違いなく硝酸をかけた試金石の上に削った金が残っています。

これ以下の純度であれば、ほとんどの場合、残らず燃え溶けてしまいます。これによって、9割方の

確率で金の真贋を見分けることができます。

金が厚張りされているものに関しては、一連の作業を行った際に、金と同様の反応がでます。

②-E　比重計での確認

「金の比重」とは比重とは「ある物質の密度と、基準となる物質の密度の比」のことを指します。

貴金属の標準物質は水と考えられています。

そのため「金の比重」とは「金の比重＝金の密度と水の密度の比」だと言えます。

貴金属にはそれぞれ「比重値」があり、比重値は貴金属の種類（品位）ごとに異なり同じ種類（品位）の貴金属の中でも異なります。

比重とは、水の重さを１としたときに、その物体の同じ体積（１cm3）における重さのことです。

金の比重はとても重く、水を１とすると、純金であるＫ２４は１９．１３～１９．５１になります。

ですので、純金の比重は水のおよそ２０倍。Ｋ１８でも１４～１６倍ほどあります。

②-F　蛍光X線分析での確認

ポイント③売却のタイミング

皆さん当然の様に相場を気になさいますよね⁈どんなお品物でも常に相場はつきまといますし相場は常に上下します。未来の事は誰にもわかりません。その中である程度の予測（個人的）にお客様にお伝えしておりますが今迄は『ふと思い立ったとき』『売ろうかなと思ったとき』がベストとお答えさせて頂いておりました。

押し買い業者に注意

金の小売価格最高値更新買い取り業者訪れる客増加注意も

押買（おしかい/おしがい）、強引に何らかの品を法外な安値で買ったことにして持ち去ってしまう行為のことである。悪徳商法のひとつである。

現在の高騰を受けて自宅で不要になった金製品を売ろうという動きが広がっていて、都内の貴金属買い取り店には１１時の開店にあわせて金のネックレスや指輪などを換金する人の姿が見られました。
この店では、金の価格上昇を受けてふだんの２倍の客が訪れていて、アクセサリーだけでなく、投資目的で保有していたメダルや「インゴット」の持ち込みも増えているということです。
金が高騰する一方で、気をつけなければいけないのがいわゆる「押し買い」によるトラブルです。
国民生活センターによりますと「自宅に来た買い取り業者に貴金属を強引に安く買い取られた」など訪問買い取りに関する相談は、今年度３４００件以上寄せられ、昨年度よりも２割増えているといいます。
国民生活センターは「売るつもりの無い貴金属の売却を迫られたらはっきりと断ってほしい」としています。

当店に来店されるお客様の中にも同じような話をしてくれる方が多くおられます。

売却した時の税金

給与所得者など、個人のお客様が金・プラチナの売却によって利益を得た場合は、通常、「譲渡所得」とみなされます。譲渡所得には、年間で50万円の特別控除がありますので、地金の売却益とその他の該当する譲渡益を合わせた金額が50万円を超えた分が課税対象となり、他の給与所得などと合算して総合課税の対象となります。また、保有期間によって課税対象となる譲渡所得の算出方法は異なります。

譲渡所得の金額の計算

(1)所有期間5年超の場合

売却価額－(取得価額＋売却費用)＝譲渡益
金地金の譲渡益＋その年の金地金以外の総合課税の譲渡益-譲渡所得の特別控除50万円＝譲渡所得の金額
(譲渡所得の金額)×1/2＝課税される譲渡所得の金額

※社会保険料等控除後の合計所得318万円で試算、家族構成や支払保険料等の諸条件により異なります。
　復興特別所得税が別途上乗せされます。

課税される所得金額	税率	控除額
195万円以下	5％	0円
195万円～330万円以下	10％	97,500円
330万円～695万円以下	20％	427,500円
695万円～900万円以下	23％	63万6,000円
900万円～1,800万円以下	33％	153万6,000円
1,800万円～4,000万円以下	40％	279万6,000円
4,000万円以上	45％	479万6,000円

引用：【国税庁】（平成27年分以降）所得税の速算表

(2)所有期間5年以内の場合

売却価額－(取得価額＋売却費用)＝譲渡益
金地金の譲渡益＋その年の金地金以外の総合課税の譲渡益－譲渡所得の特別控除50万円＝課税される譲渡所得の金額

（注）譲渡所得の特別控除の額は、その年の金地金の譲渡益とそれ以外の総合課税の譲渡益の合計額に対して50万円です。これらの譲渡益が50万円以下のときはその金額までしか控除できません。
また、(1)と(2)の両方の譲渡益がある場合には、特別控除額は両方合せて50万円が限度で、(2)の譲渡益から先に控除します。

譲渡所得以外の所得として課税される場合

その人が営利を目的として継続的に金地金の売買をしている場合の所得は、譲渡所得とはならず、その実態により事業所得又は雑所得として総合課税の対象になります。
なお、金投資口座や金貯蓄口座などからの利益は金地金の現物の譲渡とは異なり、実態は金融取引に近いことから、金融類似商品の収益として一律20.315％(所得税及び復興所得税15.315％、地方税5％)の税率による源泉分離課税となります。
この分離課税は、源泉徴収だけで課税が終了しますので、他の所得と合算して確定申告をすることはできません。
また、扶養親族などに当てはまるかどうかを判定するときの所得金額からも除かれます。

節税（分割と精錬分割）

支払い調書のさいに少し触れましたが、簡単に説明すします。

『分割＝必要個数に分ける』『精錬分割＝溶かして決められたｇ数のインゴットにする』

https://kanteikyoku-risecorporation.com/gold_setuzei2023-0608/

金分割・精錬分割加工・小分けサービス｜
金の加工サービス

【ポイント】

・贈与税は年間で110万円まで控除

・売却額が年間100万円以内

に収められれば非課税になります。

売却額が200万以下でも上記を超えると課税の対象になりますので、お気を付けくださいね！！

参考ページ：国税庁ホームページ「No.3161 金地金の譲渡による所得」
（https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3161.htm）

　　　　　　　　　　節税対策　「分割」「精錬分割加工」サービス

お取引き時に必要な書類

店頭でのご本人様確認および取引時に必要な書類

200万円以下のお取引

【ご本人】

①ご本人様　確認書類

※運転免許証・各種保険証（健康・国民・後期高齢者医療等）・住民基本台帳カード（写真付き）・身体障碍者手帳・パスポート・小型船舶操縦士免許証・在留カード（外国人登録証明書）・特別永住者証明書（外国人登録書2012年7月から廃止・変更）・マイナンバーカードなど

②金融機関の口座番号がわかるもの（ご本人名義に限る）※お振込みの場合

【代理人】

①委任状

②代理人のご本人様　確認書類

③取引者本人のご本人様　確認書類（コピー可

③金融機関の口座番号がわかるもの（ご本人名義に限る）※お振込みの場合

※ご本人様確認書類は上記と同じ

委任状はこちら

店頭でのご本人様確認および取引時に必要な書類

200万円超のお取引

【ご本人】

①ご本人様　確認書類※運転免許証・各種保険証（健康・国民・後期高齢者医療等）・住民基本台帳カード（写真付き）・身体障碍者手帳・パスポート

・小型船舶操縦士免許証・在留カード（外国人登録証明書）・特別永住者証明書（外国人登録書2012年7月から廃止・変更）・マイナンバーカードなど

②個人番号（マイナンバー）※必須（分割・精錬分割されない方）

③金融機関の口座番号がわかるもの（ご本人名義に限る）※お振込みの場合

【代理人】

①委任状

②代理人のご本人様　確認書類

③取引者本人のご本人様　確認書類（コピー可）

③金融機関の口座番号がわかるもの（ご本人名義に限る）※お振込みの場合

※ご本人様確認書類は上記と同じ

委任状はこちら

外国籍・非居住者のお客様の場合

200万円以下のお取引

【ご本人】

①以下の組み合わせのいずれか確認・記録、コピーの取得

・個人番号カード
・住民票＋在留カード
・住民票＋運転免許証

200万円超のお取引

【ご本人】

①以下の組み合わせのいずれか
・個人番号カード
・住民票＋在留カード
・住民票＋運転免許証②個人番号（マイナンバー）※必須（分割・精錬分割されない方）③金融機関の口座番号がわかるもの（ご本人名義に限る）※お振込みの場合

ご売却の際に当店では「古物営業法」「犯罪による収益の移転防止に関する法律」などの必要な法律の規定に準じてご売却の取引の際にご本人様確認情報等の提示を受け、確認・記録（全ての売却取引はコピーの取得）を実施させていただきます。また1回の売却取引（個人）で200万円を超える場合は支払調書の提出対象取引となります。ご理解とご協力をお願いします。